ちよの考察

嵐について、映画について、小説について、いろいろ考察するのが好きな私の独り言。

zeroの櫻井さんは隙が無かった

2019/1/28

 

zeroの櫻井さん…非常に冷静に、かつ自分の思いを熱く持って、出来るだけ正確に伝えようとしているのも伝わって、安心できる。

やっぱりこの人はかっこいい。

 

 

 

謙虚な姿勢もずっと変わっていない。

「自分たちが(人気の)絶頂だとは思ったことないですけど」

「MC、ドラマ、映画、絶賛受付中です」

発言の所々に現れる謙虚さが、嵐らしさだと思った。

 

質問の仕方が物議を醸している記者さんへのフォローまで完璧。

本人がこう言えば、これ以上のバッシングは無くなるだろう。

 

そうやって沢山の人を守って、だれも不幸になる人がいないようにしてくれる、それは今までの嵐と変わっていない点だし、嵐の人気の源だとも思う。

 

「5-1=0の方程式もあくまで嵐に当てはまることで、他のグループに対してはまた異なる」発言も然り。

ジャニーズ内の他のグループでもいろんなグループ史があったわけで、そのメンバーやファンをも守る発言。

本当に誰も傷つけない、誤解を与える隙を見せない。

 

 

大坂選手のチームなおみに対するコメントは、櫻井さんがどうしてアイドルでありつつ報道の場に身を置くのか、その価値をどう自分が解釈しているかを示すものだった。

「嵐の櫻井」だからこそ、嵐のグループ論に絡めた意見が言えるわけで、それは他のキャスターが言っても説得力を持たないもの。

そこに自分のコメントの特異性があることを彼はわかっている。

(ただ今日は放送内で嵐の話題が続いたので、ちょっとくどく映ったかもしれない)

 

どんなキャスターでも言える意見を言うなら別に誰だっていい、けれど「嵐の櫻井」が言うことで響く層がある、というのは出演当初から一貫していた。

しかし最近はそれに加えて、「嵐の櫻井」にしか言えないコメントというのが増えてきたように感じ、一人のキャスターとしての成熟もつくづく感じてきた。

自分がキャスターであることの価値を、彼は確実に見出したんだと思う。

 

そういう櫻井さんの姿勢は、ラップのリリックにもよく出ていると前から思ってきた。

たとえば「アイドル」で韻を踏む詞は彼しか歌えない。

「大卒のアイドルがタイトルを奪い取る」とかね。

そういう風に「自分だけの価値」「自分にしか生み出せないもの」「他がやっていないこと」を追い求めて続けた結果が今の唯一無二の櫻井さんなんだろうな。

そういう生き方っていいな。

 

ジャニーズ対AKBグループを考えた時、後者は「量産型アイドル」であるのに対し、前者は他と同じでは生き残っていけない、その生存競争の中で残ってきた人たちだから、どのグループ、タレントを取ってみても、そこには特徴・色があり、唯一無二性があるという点で大きく違うと思う。

そして何より、当事者たちが各々を尊重し合う姿勢が強く、その中でも嵐のメンバーはその色が特に強く出ていた。