5✕20をお祝いしたこと
5✕20 Anniversary Tour、参加してきた。
いや、振り返れば、奇跡のようだった。
10周年前後で嵐にがっつりと心をつかまれ。
田舎暮らしでレンタルCDとネットくらいしか当時嵐を知る手段がなくて。
チケットはプレミア、学生の私には行けるはずもなく、初めから諦めていた。
そうして家族内に嵐ファンは私だけ。ファンクラブにも当然入れるわけなかった。
時は経って。
私は学生として勉強ばかりになり、嵐よりも優先順位を高くしなければいけないものが見つかった。
同時に、少し寂しかったのだ。いつの間にかクラス中が嵐を知っていて、誰もがメンバーの出るドラマを見ていて、誰もが嵐の歌を歌えて・・・ああ、この人たちはすっかり大きくなってしまった、と。
紅白の司会を連続でやって2年目くらいの時だっただろうか。あんな大舞台を任される嵐の姿を見て、ああもう、こんなに大きくなってしまって、きっともう手の届かない別の世界の人になってしまったんだと、子供心に寂しかったのだ。
嵐を嫌いになったわけではなかった。しかし、自分のライフステージと、そういう気持ちの変化とが悪いタイミングで重なって、哀しくも私は嵐から離れていった。
しかし、何だかんだで、嵐の歌はずっと私の側にあった。
それを象徴するように、すべての曲に、いろんな自分の人生の出来事や思いが重なって思い返される。――それこそ、今日のコンサートの、一番の気づきであり、涙の理由であった。
大学生になってからも、忙しく、そしてすっかり変わってしまったライフスタイルのせいで(テレビを観ないとか)、嵐に触れる機会も正直少なかった。ワイドショーなどで偶然嵐の新盤の話題を観たりして、情報は手に入れていたのだが。
たまに音楽番組を観れば、やはり嵐は特別な光を放っていて、「やっぱり嵐は凄いな」と素人のような感想を抱いていたものだった。
そんな私の状況が動き出したのは、2016年ごろからだっただろうか。「復活LOVE」や「Don't you get it」は、今まで知ってきた嵐のイメージと違った。これだけキャリアを積み重ねていても、まだ新しいものを生み出すんだ、この人たちは、と、正直期待したのを思い出す。
2017年、偶然、Mステだったか、「Song for you」と「未完」のメドレーを披露していたのを観た。
衝撃だった。
「未完」
何度も聴いた。もっと聴きたくてCD借りた(本当は買うべきだったけど・・・ごめんなさい)。それは、私の知っている嵐とはまた違って、大人で成熟していて、それでも貪欲で、それはある意味謙虚でもあり、常に可能性を追い求めていると。
簡単に、嵐に惚れ直した。
いや、惚れてはいたけれど、本気で嵐と一緒にまた歩きたいと思うようになった。
とは言っても学生の身。
アルバイトして、お金貯めて。
もう学生生活も終わってしまうからラストチャンスかも知れない、というのと、「20周年をお祝いしたい!!」という思いが重なって、ようやくファンクラブに入ったのが2018年。
200万を遙かに超える会員番号に、驚いた。
可能性を信じて、and moreに応募した。
ファンクラブに入って、初めての「大事なお知らせ」は、休止発表だった。
勉強会の休憩時間中で、母からのメールがあって、気づいた。
帰り、すぐにFCページを開いて、動画の言葉と、文章と、何度も目で追った。
動揺していた。
自分でも分かるほど、心臓が速く鳴っていた。手が震えていた。
想像もしない、未来だったからだった。
嵐は、私が物心ついてから、学生生活を経て、そして社会へと今出て行こうとする、そのすべての過程において、「そこにあった」のだから、それがなくなるかも知れないということを、私は酷く恐れ、理解できず、動揺したのだった。
会見の映像を繰り返し何度も観た。
そうして、何度か泣いた後、納得し、落ち着いている自分が居たのを思い出す。
同時に、嵐がこんなにも成熟したグループで、そしてお互いを尊敬して尊重して、支え合って20年やってきたグループなのだという「重み」をなんとなく感じ取って、それにまた、惹かれ感動したのである。
さて、奇跡を信じて申し込んだコンサートが当選し。
半年以上先のことだから、なかなか実感もわかないままに。
テレビや、CDや、映像作品やら、会報やら、嵐が20周年の感謝を伝えようとしてくれる事がとんでもなく嬉しくて、そして同時に、FC会員という立場になって、しっかり嵐の20周年をお祝いできるということが嬉しくて、幸せだった。
コンサートまでの期間に、留学もあったし、いろんな試験もあったし、論文も書いた。
大変だったけど、嵐に会えることを励みに、何でも頑張れた。嵐がご褒美をくれるのだから、それまで恥ずかしくないように生きなくちゃ、と思って踏ん張った。
そして、今日念願叶って、コンサートに初めて参加した。
過去のライブは映像作品としてたくさん観ているので、嵐のコンサートがどんなものかはある程度頭の中に想定はあったし、今回のツアーの内容についてもある程度情報は得ていた。
しかし、本番は想定を完全に上回って、言うなれば、頭の中をすべて揺さぶられたような感じだ。
(以下ネタバレあるので気をつけてください)
感謝カンゲキ雨嵐
噂に聞いたスワロフスキーとはあれか!と冷静に。バクステ側の席だったのでメンバーからは遠く、映像でその姿を見ていたのだが、あまりに美しく、綺麗すぎて、テレビの中のそのままの美しい姿だったので、本当に本物か、と思ってしまう
(よくコンサート後の感想で「嵐は実在したんだと知った」というのがあるが、私は未だに、目の前で凄く高精度な映像が流されていたように感じてしまう。実在していたのか、と解釈出来ないほどに、綺麗で洗練されていて、浮世離れしていた(笑))
合いの手入れるのめちゃくちゃ楽しい。
普通に泣いた(✕1)
Oh Yeah !
ペンライト振り回す!楽しい!
ムービングステージでだんだんバクステに近づいてくるのに興奮した。肉眼で嵐の姿を捕らえられるとは・・・と感動しきり。
Step and Go
バクステで最初踊ってくれて、肉眼で観れた。
この曲こそ、小中学生の頃のファンになりたての時を思い出す。カラオケで歌ったりもした。思い出深くて、歌ってくれて嬉しかった。特に私は翔さんファンなので、ラップを生で聴けることが感動で。
言葉より大切なもの
「あるからー!!」
ペンライトがカラフルだった思い出。ここくらいまで映像がほとんど見れてない・・・。
というか、コンサートを全部堪能するために、あと目がいくつあればいいのだろう、というくらい、どこから何を観ても楽しめるように作られていることが分かった。
Find the Answer
でかいモニタ!!!これが噂の!!!
歌詞が映像に重なって出るのがすごく素敵で。てか映像全部素敵だった。
I'll be there
映像がモノクロでカッコイイ&ちょっとこわいストーリー
相葉さん、歌完璧だった。この日は最初から最後まで完璧、いちばん上手いと思った。
探偵みたいな衣装、キラキラしてるわけじゃないけど、良い布いっぱい使ってあって、デザインも変わっていて素敵だったな。
迷宮ラブソング
これもいろんな思い出がある曲。
La tormenta 2004
ファンには堪らん曲。たしかダンス中に、メンバーカラーのスポットライトを各メンバーに当てて、5パネルに分けたモニタにひとりひとりカラー付きで映るのよね、そして同時に今どこにいるか分かるという。メンバー紹介曲としては良く出来たうまい演出だな、と感心したりした。
メンバーの名前大声で呼ぶの楽しい。ファンになりたての頃、この曲もよく聴いて歌詞も全部覚えたりしたものだなあ。
Breathless
雰囲気変わってめちゃくちゃカッコよかったのだけ、覚えてる。
これでも、思い出すのは紅白での迫り来るステージとダンス。度肝抜かれた。
これもバリバリ踊ってくれてるもんな・・・やっぱり嵐って凄いわ。
Everything
たぶんちょっと泣いた。
昔の思い出と、すごくリンクする。イントロ聴くだけで、昔の思い出がぶわっとよみがえってくる曲。なぜか。
オレンジっぽいライティングが綺麗で、ただただ身を揺らしていたらあっという間。たぶんちょっと泣いてた(✕2)
また泣いた(✕3)
東日本大震災を思い出さずにはいられない。
映像がとにかく綺麗で、二宮さんが通るところから花が咲いて、それが細かな花びらと変わって一面を染める。そして滝のような水が映像に重なって、水だけの映像になって、そこから漢字、泡と光、といった映像になって、最後に一面の青空になる。
モニタだけじゃなくて、床や少し離れたパネルにも映像がリンクしてるから、ステージが大きな空間のような、別世界のような感じで目の前に現れてくる。映像の技術もあってか、このような感じで、今メンバーが立っている場所や自分たちがいる場所がどこだろうか、と錯覚するような演出が多くて、その度に身体と意識は「ドームの中」からあらゆる場所に連れて行かれるのだ。
これが、20年エンターテインメントを追求して、そして常に新しい挑戦を続けてきた人たちが作り出せるステージなんだ、と思った。
号泣(✕4)。泣きすぎて思い出すだけで泣けてくる。
この曲自体に、リアルタイムでの思い出があるわけではない。それでも、何かを思い出して泣ける。
翔さんのピアノが泣ける。乱暴とも言うくらい強く鍵盤が叩かれて、生み出される音は、彼の長年のプライドと、努力の重さと、矜恃を感じさせた。メロディーに聴き入って、ああやっぱり私はこの人に惚れたんだよ、と改めて思った。
ピアノを弾く翔さんの映像に、小さい頃の発表会の映像がぴったり重ねられる。当時、こんな風にドームで20周年でピアノを弾くことになろうと、いったい誰が想像したことだろう。でも、ピアノの経験があったことが、彼にこういうステージを作らせたのは間違いない。「人生何がどこで点と点が結ばれて線になるか分からない」「こんな人生も面白いだろ」と、翔さんの声が聞こえるような気がして、本当に一瞬の映像だったけれど、どんな意図や思いが隠されているかを想像して、涙した。
みんなで合唱する。そこでさらに涙が止まらない。このときは涙の理由はもはやわからない。
復活LOVE
泣いている暇なんて無いと言われるくらいに、ステージが変わる。
嵐のコンサートは一秒たりとも飽きさせないとは本当だったと思った。
ここの演出すごかったな。東京駅がモニタに映って、その前にカーテン?のようなものがかかって、それをバックに前で嵐が踊る。背景は生田斗真さん出演のドラマ仕立てで、少しずつ彼氏と彼女が近づいて行って、真ん中で再会するという感じ。映像に立体感が凄くあって、まるで2重のステージがあって、後ろで演劇のような舞台が、前で嵐が、というように見えて、すごく素敵だった。
Believe
ここもそう。イントロが流れて照明とペンライトがガラッと変わり、ダンスが始まった瞬間にはもう、涙は引っ込んでいる。全く飽きさせてくれない。
この曲は、多分私が嵐ファンになった一番のきっかけの曲だ。いろんな思い出がある。
Lucky Man
なんて、感傷に浸っている暇もないと言うくらいに、一気に盛り上がる。この曲はやばい。
いや映像もヤバかった。なんだあれ。やばい。他の形容詞がなかなか見つからない。やばい。面白い。
コンサート定番曲のはずなのに、新しい発見がある。
夏疾風
再びバクステで。ダンスが素敵で。惚れた。歌もめちゃくちゃ上手くて・・・とくに大野さんのソロ→相葉さんソロ、の所なんて、心揺さぶられたわ。
BRAVE
やばい。
炎!花火!照明!レーザー!そして映像!ラップ!ダンス!
カッコよすぎて・・・さっきまでのさわやかさはどこに、というくらいの雄々しさとギャップにやられた。
そういえば、最後の方の映像にちゃんとBRAVEのジャケットも入ってたな。
MC
ふつーに楽しんだ!(笑)
しゃべりのプロ。本当にプロ。大好きな嵐のそのまんまがそこにいる。
でもやっぱり最初はお疲れなのか、翔さんのしゃべりも切れがなくて、松本さんはふわふわぽやぽやしているし(笑)、みんなふにゃふにゃで、会場中が微笑ましく見守ってた(笑)
奉祝曲の披露について、お知らせしていて、いよいよかと。
オーケストラ
フルサイズのオーケストラー!!!パイプオルガンを写した映像!!!白い燕尾の松本さん!!!美し!!!
ちょっと泣いたかもしれん(✕5)
生オケなのに、音がめちゃくちゃいい。バランスがちゃんと調整されてる。生に近い音がスピーカーからがつんとくる。これ、地味に音響さんの技術力では?
COOL&SOUL
オーケストラVer.ではないですか!!!と興奮。
この曲は、やっぱりファンなりたての頃にがっつり心つかまれた曲で。勢いをつかみ始めたころの野心とか、自分たちがこの手で自分たちの未来を切り開くんだというような強い決意が見えて、凄く好き。てかトラックがそもそもかっこいいんだよ。ストリングスとピアノとドラムとベースと、音数少ないけど変拍子風のリズムが面白いよね
良い曲。改めて聴くとめっちゃ良い曲。
One Love
いや、普通に惚れた・・・。年齢を重ねるほど、この曲の歌詞が地味にしみてくる。
大野さんソロダンスからの流れ。Face Down→つなぐ→Crazy Moon→Sakura
このブロックの演出、とんでもなく良かった・・・
モニタの映像と、360°カメラと、ゴリゴリのレーザーと、特攻と、ペンライトの海と・・・まるで、宇宙に連れて行かれたかのような感覚に陥る。ドーム天井にもレーザーがしっかり映るから、本当にここはどこ、状態になる。浮遊感。
テンポ良く、ダンス曲が連なる。全部、全部カッコイイ。
裾が長めの赤の衣装も、ダンスの度にひらひらして素敵。
truth
そしてブロック最後がtruthだった。会場中が悲鳴。そりゃそうだ。私も叫んだ。
全部踊ってくれる。そして特攻と炎。派手。
隙がない。時が経つのを忘れる。
映像
こんな時にも、泣かせてくる(✕6)
1999~のシングルを振り返る映像。それだけなのに。
ジャケットのどれを観ても、どの曲か思い出すし、その一つ一つに思い出が付随してよみがえってくる。
印象的なジャケットを使った映像。グラフィティのジャケットが動き出したり。これもすごく良くて。
20年という重みが、改めてずっしりときた。
A・RA・SHI
この映像からの流れでこれ歌うんですね。分かりますよ。分かります。
泣きすぎた(✕7)
PVの映像を、今の嵐で撮り直ししてモニタに出してる。エモさの極み。
そしてその20年前の彼らをバックにして、前で今の嵐が踊る。エモすぎて泣ける。そしてデビュー曲がこんなにも色あせず、むしろさらに色を重ねて来てるように感じるのも凄いこと。そしてPVの映像をバックに5人が踊ると、変わらず5人のまま来たことが分かるから、余計にエモい。これが彼らの20年か。
a Day in Our Life
大好きな曲!C&R楽しかった!
ムービングステージ(トロッコだったかもしれん)で凄く楽しそうに歌って、時々ふざけて、ってやってたの面白かったなぁ。
そういえば、Jr.たちが歴代衣装を着ていると紹介が。印象的な衣装がずらりと並んで、素敵だった。
ハダシの未来
ダンスたのしー!!これが踊りたかったのじゃ!!
ベタだけど、私もこの曲で受験のとき励まされましてな。ラップを口ずさみながら勉強したものでな。色々思い出したわ。
きっと大丈夫
楽しすぎて記憶がうすい
Monster
ここで!と思った。
炎がバンバン出てて、熱い!!
まだ踊るのね!と。
Troublemaker
アウトロでUBダンスを完璧に踊ってて、それにすべての記憶が持って行かれた・・・。ふたりしてニヤニヤしながら、ちゃんと完璧に踊ってるやん。
そういえば二宮さん、めちゃくちゃ痩せてたな。軽々持ち上げられてた感。
これもまたいろんな思い出が詰まった曲。
GUTS!
思い出(以下略)
真ん中に魚眼レンズみたいなカメラ置いてあって、みんなでそれを囲んでダンス。
最後に各々カメラパフォーマンス・・・するも、最後に大野さんがどアップで映ろうと近づく→レンズのせいで勝手に変顔に、という流れで大爆笑。二宮さん笑いすぎてソロ歌えず。
ここだけじゃなく、本当に大野さんが何の気兼ねもなく、という感じで楽しそうにおふざけやってて、これがコンサートの大野さんか、というのと、やっぱりこの5人でいると安心できる部分多いんだろうな、という感想で。
君のうた
思(以下略)
泣いた(✕8)
挨拶
まず翔さんね。この人は本当に、すべての人を取りこぼしなく幸せにする。ちゃんと嵐の歩んだ道を解説してくれて。古参のファンに感謝しつつも、人生のいろんなタイミングで嵐と一緒に歩くことを選んだ他のファンにも「待ってたよ」と言ってくれる。もう、好きになるしかないよ。
この人の挨拶は、挨拶と言うより、会話。対話だった。
アルバムの宣伝までちゃっかりして、計算尽くの笑いを取って去って行くところまで、すべてが完璧で。好きになるって。
大野さん。多分一番泣いてた私(✕9)
この人の繰り出す言葉は、決してなめらかではないし、多くはないけれど、その分、彼の中で吟味され尽くして出た、本心からの、本当の言葉だと思うから、だからずっしりと心にくる。
「20年、長いようで長かった」本当に、そうなんだろうと思う。それだけ、重みを持った20年で、楽しいだけじゃない20年で、同時に色々失ったり後悔したり悩んだりした20年でもあったわけで。それをひとりのファンが想像できるようなものではないだろうけれど、それでも、彼の20年を思うと、涙せずにはいられないのだ。
相葉さん。どこまで私たちを惚れさせれば済むのだろう。それも無意識なのだろうから怖い。
「一番綺麗だったのはみんなの笑顔」なんて、会場がしらーとするくらいの甘い台詞を、ぽろっとこぼすように、まるで本音だというかのように、言ってしまうのだ、この人は。惚れるだろ。
「この4人とじゃなきゃ、」と繰り返したこと。「世界中に嵐を巻き起こしたい」と20年目でまた言う意味。それを、帰ってからの今の時間、噛みしめている。
二宮さん。
自分だけの20年は中途半端だったと。でも嵐としての20年は違うと。決してずっと一生懸命で貫いてきたかというとそうではないかも知れないけれど、でも振り返ればそうだった、と思えると。嵐愛だな。
この人は詩人。うん。
松本さん。なんか結局最後までふわふわぽやぽやしてたな。かわいい。
まだ見せたい景色があるから、変わらずついてきてほしいと。頼もしいな。
5✕20
せっかく落ち着き始めたところに追い打ちで泣ける曲が(✕10)
モニタの歌詞を追いながら・・・。もう泣くしかなかった。
アンコール
いやーもう体力切れてたけど、振り絞って盛り上がりましたね。好きな曲ばっかりで。思い出いっぱいの曲で。
Love so sweetで流れるドキュメンタリーもとても良くて。そうか、50公演だもんね、去年から回ってるんだもんね、と、その公演の規模を改めて思い返す。どれだけたくさんの人に感動を与えたことか。なかなか、真似できることじゃない。
ということで。
たくさんの楽しさと、感動と、そして今日の思い出だけでないたくさんの過去の思い出も一緒に、持って帰ることが出来て、幸せな時間だった。
カウントしたら、10回も泣いてるやん、私。
こんなに心を揺さぶられたのは、久々だったかも知れない。
これがエンターテインメントの極地なのかと思った。――いやきっと彼らは、まだまだこんなもんじゃないと言うのだろうが。もっと高みを目指し続け、私たちに新しい景色を見せてくれるのだろうが。
とりいそぎ。
(追記)
改めて振り返って、これだけのコンサートを作り上げるのにどれだけ時間と労力がかけられていることだろうか・・・。
スタッフの数を考えるだけでもそう。あの舞台装置を1日ほどで組み上げてしまうのにどれだけ裏でたくさんのスタッフが動いているか。そもそも機材を運ぶ人だってたくさん。あれだけの素晴らしい音響を、会場ごとに異なる環境の中で作り上げられる技術。照明や映像がおそらくコンマ何秒という調整をされていて、疑問点が何もない。映像のスイッチングもスゴイ技術だった。作った映像にリアルタイムの映像を重ねてるのに、現場とズレが全然ないんだもん。普通に凄いって。
照明にしても、ペンライトにしても、たった一瞬だとしても、その一瞬の感動を生むために、タイミングや色や動きにしても、きっと細かく調整されている。丁寧に、そして一つ一つに目的・意図をもってなされている仕事なんだと、素人目にも分かる。
そしてなにより構成・演出。相葉さんが最後の挨拶で言っていたけれど、たくさんの候補曲がある中で、絞り込む作業、そしてセットリストを組む作業がどれだけ難しい仕事だっただろうか。想像するだけで大変だ。
おそらく何度も議論を重ねて、緻密に意図を持って練られた構成は、とにかく観ているものを飽きさせない。むしろ短い時間でいくつもバラエティに富んだ感情の変化を与えてくれる。それこそ、「心を揺さぶられた」正体だったのかもしれない。
こんな仕事をスマートにやってのけること。本当に、彼らはプロだ。そう思った。